カナハラコマンダー（2002年生、母タニウインドタイム）

カナハラコマンダー（2002年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時12歳）と交配したタニウインドタイムが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）谷川畜産。戦績は、中央平地18戦0勝、中央障害5戦1勝2着1回、地方2戦1勝。2007年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

12月19日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3歳（2005年）

1月5日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

1月29日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

2月19日、中2週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月1日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に終わった。

6月4日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

7月3日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた10戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェルカド特別（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のデネブ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のストリングスに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月10日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

11月6日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

4歳（2006年）

1月8日、中8週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

2月26日、中6週で迎えた15戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4月16日、中6週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

8月5日、中6週で迎えた19戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の燕特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた21戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のレッツゴーアテネに1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月4日、中4週で迎えた22戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。14着に終わった。

12月2日、中3週で迎えた23戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2007年）

1月8日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は宗像徹騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったリワードプレザンから9馬身差の2着となった。

2月3日、中3週で迎えた25戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。