ワンダータビアット（2016年生、母ワンダープレッセル）

ワンダータビアット（2016年5月31日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋品性（インドネシア語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジャングルポケット（当時18歳）と交配したワンダープレッセルが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はフクダファーム。主な勝ち鞍は2020年のチャレンジシリーズ(C2 15)。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

4月21日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

7月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小崎綾也騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

8月31日、中4週で迎えた4戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

9月15日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアルファに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月29日、中1週で迎えた6戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月5日、連闘で迎えた7戦目は、3歳以上C2 23（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた9戦目は、マスターシリーズ（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、クリアスカイラインに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4歳（2020年）

1月3日、中3週で迎えた11戦目は、新春万福賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアビラウンケンに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

2月11日、中2週で迎えた13戦目は、パッカル賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山下裕貴騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた16戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山下裕貴騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山下裕貴騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

4月18日、中1週で迎えた18戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山下裕貴騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のオトメザミッキーに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月4日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山下裕貴騎手（12戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい4着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山下裕貴騎手（13戦3勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で山下裕貴騎手（14戦3勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で山下裕貴騎手（15戦3勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で山下裕貴騎手（16戦3勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

7月12日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で山下裕貴騎手（17戦3勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

11月7日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、騎手への受験もよかよかで賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で山下裕貴騎手（18戦3勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた26戦目は、今日は馬型イルミネーションに乗れる日!（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で山下裕貴騎手（19戦3勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、アイヴィーサに半馬身交わされて2着となった。

12月12日、中2週で迎えた27戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、ひむかのくろうま賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

12月20日、連闘で迎えた28戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（20戦3勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

5歳（2021年）

1月12日、中2週で迎えた29戦目は、吉祥賞（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（21戦3勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（22戦3勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（23戦3勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ホウオウベルタに交わされて4馬身差の2着となった。

2月25日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（24戦3勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた33戦目は、SAGAで「ほとめきナイター」賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山下裕貴騎手（25戦3勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山下裕貴騎手（26戦3勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ソドゥバスクに交わされて1馬身差の2着となった。

4月4日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山下裕貴騎手（27戦3勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4月23日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた36戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山下裕貴騎手（28戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた37戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。