ヤマチョウフェア（2008年生、母セイカパンジー）

ヤマチョウフェア（2008年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「屋号より＋博覧会」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のデュランダル（当時9歳）と交配したセイカパンジーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）シンユウファーム。戦績は、中央平地41戦4勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2015年の苗場特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンユウファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

6月11日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稲妻のようなを披露し、3着に入った。

7月10日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミッキーセブンを豪脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

10月30日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く粘り込んで、最後は2着のヒノモトイチバンをクビ差振り切って2勝目を手にした。

12月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の霞ヶ浦特別（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（4戦2勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

4歳（2012年）

3月17日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京ダート1400m 雨/重）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

4月21日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

6月23日、中8週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（6戦2勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

7月29日、中4週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（7戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下のフィリピントロフィー（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（8戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月1日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（9戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

11月3日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の小野川湖特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で津村明秀騎手（10戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクリームソーダにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月16日、中5週で迎えた14戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

5歳（2013年）

1月27日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（11戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴールドカルラに1馬身3/4の差をつけて3勝目を奪取した。

2月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（12戦3勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4月28日、中9週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（13戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた18戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

6月30日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（14戦3勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月6日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい最後はスイングエンジンと並んで6着同着となった。

10月19日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（15戦3勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月8日、中6週で迎えた22戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

6歳（2014年）

2月2日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

3月16日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（16戦3勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5月4日、中6週で迎えた25戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月1日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（17戦3勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたテムジン決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月14日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の小金井特別（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた28戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月24日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の西湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（18戦3勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて最後はセトアローと並んで10着同着となった。

7歳（2015年）

1月31日、中5週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（19戦3勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

5月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の日吉特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい14着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の青梅特別（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（20戦3勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

8月22日、中8週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るキタサンサジンを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

9月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

8歳（2016年）

3月26日、約6か月半の休み明けで迎えた37戦目は、4歳以上1600万下の春風ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

4月17日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた38戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

8月6日、約3か月半の休養明けで迎えた39戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の越後ステークス（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は津村明秀騎手（21戦3勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

9月11日、中4週で迎えた40戦目は、3歳以上1600万下のながつきステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（22戦3勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着を確保した。

10月23日、中5週で迎えた41戦目は、3歳以上1600万下の北陸ステークス（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（23戦3勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

9歳（2017年）

1月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から26kg増やして迎えた42戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、S3の船橋記念（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた43戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、’17ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。