ユズチャン（2012年生、母セイリングシップ）

ユズチャン（2012年4月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のカネヒキリ（当時10歳）と交配したセイリングシップが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。戦績は、地方7戦4勝2着1回。2015年のル・プランタン賞(牝地方重賞)に勝利した他、2015年の花吹雪賞(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

8歳のとき、ケンレーシング組合から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ヤスナカファームによって44万円で落札された。

東眞市厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2014年）

11月9日、デビュー戦は山口勲騎手を鞍上に据えて、2歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。馬体重は471kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサカエダビクトリーに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

12月21日、中5週で迎えた2戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナムラサラに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3歳（2015年）

1月3日、中1週で迎えた3戦目は、3歳オープンの佐賀若駒賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ソウルケンシに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月18日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブルージャスティスに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

3月24日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のプリンセスボーラーに1馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4月21日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦4勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。