コマツニジンスキー（1986年生、母コマツビート）

コマツニジンスキー（1986年3月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルニジンスキー（当時9歳）と交配したコマツビートが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は冨岡孝治。戦績は、中央平地23戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1989年の河北新報杯(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

坂本栄三郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

8月14日、デビュー戦は佐藤吉勝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったアウローラに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤吉勝騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤吉勝騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤吉勝騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は6戦連続で佐藤吉勝騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた7戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

3歳（1989年）

1月14日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐藤吉勝騎手（6戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた9戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

4月15日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井規和騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったリネンシャイニングを半馬身捉え切れず2着となった。

5月20日、中2週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今井規和騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は塚越一弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

7月29日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚越一弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月20日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた15戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は佐藤吉勝騎手（7戦0勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカイソクダンデーを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月10日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の富里特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリープリバーに1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

10月1日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で佐藤吉勝騎手（9戦2勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

10月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は塚越一弘騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミスターヒノクニを半馬身振り切って3勝目を奪取した。

4歳（1990年）

6月9日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、フリーウェイステークス（東京芝1400m 雨/良）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

9月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた20戦目は、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は佐藤吉勝騎手（10戦2勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤吉勝騎手（11戦2勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤吉勝騎手（12戦2勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で佐藤吉勝騎手（13戦2勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。