オースミファンダー（1990年生、母オールフオーロンドン）

オースミファンダー（1990年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のBuckfinder（当時16歳）と交配したオールフオーロンドンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は千葉県、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地13戦5勝2着1回、地方7戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1995年の湘南特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

11月7日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグランドシンゲキを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のキョウエイヨシノを3/4馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

12月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3のラジオたんぱ杯3歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

3歳（1993年）

6月26日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のゆうすげステークス（京都芝1200m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた5戦目は、樋口弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の天草特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったエスジービアンカに詰め切れず、約12馬身差の2着に敗北した。

9月12日、中5週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

4歳（1994年）

10月15日、約13か月半の休養明けで迎えた7戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の高湯特別（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマヤノゲイザーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

11月12日、中3週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の昇仙峡特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

12月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（1995年）

5月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るルールサイドを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久々の実戦をモノにした。

5月21日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の湘南特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のパープルクラウンに1馬身半の差をつけて5勝目をつかんだ。

6歳（1996年）

11月21日、約18か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、十勝岳特別（帯広ダート1200m 雨/重）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

7歳（1997年）

5月1日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに30kg増やして迎えた15戦目は、羊ケ丘特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月10日、中9週で迎えた16戦目は、南十字星特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島洋人騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた17戦目は、夕張特別（岩見沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川島洋人騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったフレアリングルーラから2馬身差の2着となった。

11月6日、連闘で迎えた18戦目は、千歳特別（岩見沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で川島洋人騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた19戦目は、樽前山特別（門別ダート1800m 雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で川島洋人騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8歳（1998年）

4月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた20戦目は、小野望騎手を鞍上に迎えて、厚別川特別（門別ダート1800m 晴/不良）に出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。