キクノベリータ（2007年生、母ガイアローマン）

キクノベリータ（2007年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋真実（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタップダンスシチー（当時10歳）と交配したガイアローマンが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はフクダファーム。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、地方7戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月17日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた2戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月27日、中7週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

6月5日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトルピナス特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したヴィーヴァバハマを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月11日、中5週で迎えた7戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の五峰山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったホウウンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月7日、中3週で迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマカツテンリュウを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

9月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったピヴォワーヌに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マイネルタイクーンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のリュウキュウサンバに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

11月21日、中4週で迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

12月25日、中4週で迎えた13戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

4歳（2011年）

1月16日、中2週で迎えた14戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雪/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、逃げるギガワットに半馬身届かず2着に敗北した。

2月13日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のウルドサリエに2馬身の差をつけて3勝目をマークした。

4月24日、中9週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の十日町特別（新潟ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

9月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で川須栄彦騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

12月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた19戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

5歳（2012年）

1月21日、中3週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた20戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

7月14日、約6か月の休み明けで迎えた21戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月4日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

9月5日、中4週で迎えた23戦目は、藻川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、アンジェロフォーグに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2013年）

3月17日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた24戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた25戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。