マースルマン（2016年生、母セレッソフロリード）

マースルマン（2016年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋耐久レースが行われるフランスの都市」。毛色は鹿毛。種牡馬のフリオーソ（当時12歳）と交配したセレッソフロリードが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田湯牧場。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上C1-6。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田湯牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、田湯牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、カナイシスタッドによって518.4万円で落札された。

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

11月24日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた2戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

3歳（2019年）

2月24日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

4月28日、中8週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

7月30日、中9週で迎えた6戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトひまわり特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

9月28日、中8週で迎えた7戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

10月5日、連闘で迎えた8戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のガビーズドリームに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月20日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウィスティアラに1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月27日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエナジーウェーブに9馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月11日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた12戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったペプチドアスカにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月17日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ゼネラルマッターレに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4歳（2020年）

1月18日、中4週で迎えた14戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第1戦）（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のヴィアプライドに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた16戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウシノビに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月8日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上C1 11（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた18戦目は、花月賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るノーズオブゴールドをクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

4月4日、中1週で迎えた19戦目は、清明賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ルノートルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月25日、中2週で迎えた20戦目は、さがけいば最終レースは19時台（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた21戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、橘月賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた22戦目は、余花賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた23戦目は、ひなげし賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のシゲルアマゾナイトに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月4日、中1週で迎えた25戦目は、長崎街道原田宿特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた26戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、長崎街道田代宿特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた27戦目は、長崎街道轟木宿特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた28戦目は、涼風賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月10日、中5週で迎えた29戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（8戦3勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた30戦目は、あざみ賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（9戦3勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた32戦目は、銀杏賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（10戦3勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったシオラパルクに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5歳（2021年）

7月4日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた33戦目は、4歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた34戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた35戦目は、炎天賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。