ウィスティアラ（2016年生、母サイレンスアモール）

ウィスティアラ（2016年5月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「藤（Ｗｉｓｔｅｒｉａ）と冠（Ｔｉａｒａ）の組合せ」。毛色は青鹿毛。種牡馬のパドトロワ（当時9歳）と交配したサイレンスアモールが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。主な勝ち鞍は2019年の楽天銀行賞(C2三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、辻牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、熊谷貴之によって270万円で落札された。

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

1月5日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

7月15日、約6か月半の休養明けで迎えた2戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の楽天銀行賞（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のロマンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

7月27日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C1五（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦1勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず3着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2九（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（4戦1勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったロジフェーヴルにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

9月22日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた8戦目は、ターフチャレンジ（盛岡芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（6戦1勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた9戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、勝ったマースルマンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイニイに7馬身の差をつけて優勝

12月8日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るクルージーンを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って3勝目を獲得した。

12月31日、中2週で迎えた12戦目は、オッズパークレギュラー賞（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のコトブキスフェールに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2020年）

1月7日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、シンデレラマキに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月28日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（5戦3勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に敗れた。

5月26日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、新緑賞（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた16戦目は、エメラルドピンク賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本涼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず11着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本涼人騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本涼人騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で塚本涼人騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた20戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は塚本涼人騎手（5戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

9月14日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本涼人騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた23戦目は、一般B2九（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、ホワイトサクセスに交わされて2馬身半差の2着となった。

5歳（2021年）

3月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた24戦目は、一般B2（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は塚本涼人騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

4月6日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた25戦目は、エイプリルカップ（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本涼人騎手（8戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で塚本涼人騎手（9戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本涼人騎手（10戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で塚本涼人騎手（11戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい5着に終わった。

7月18日、中8週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた29戦目は、七夕裕次騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。