アイニイ（2016年生、母シーキングフェイム）

アイニイ（2016年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「愛している（中国語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時17歳）と交配したシーキングフェイムが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内白井牧場。戦績は、中央平地3戦0勝。主な勝ち鞍は2020年の一般C2一二。

経歴

デビュー前

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

3月16日、デビュー戦は木幡育也騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は440kg。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

5月19日、中4週で迎えた3戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

8月26日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2十六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のグッドフライデーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月15日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ニシノゲンキマルに交わされて約10馬身差の2着となった。

9月29日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた7戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、カラスミヤビに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた9戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったウィスティアラに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

11月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったコウジンシックスに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

4歳（2020年）

1月3日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から19kg減らして迎えた15戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大坪慎騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

3月30日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大坪慎騎手（11戦1勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、マイネルレハイムに交わされて5馬身差の2着となった。

4月7日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で大坪慎騎手（12戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

4月14日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大坪慎騎手（13戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

4月21日、連闘で迎えた19戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

4月27日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた21戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

5月12日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（14戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

5月19日、連闘で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

5月26日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

6月1日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

6月9日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

6月15日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は大坪慎騎手（15戦1勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（16戦1勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

6月29日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（17戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

7月6日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（18戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

7月13日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（19戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のハナミンを3/4馬身振り切って制した。

7月21日、連闘で迎えた32戦目は、楽天銀行賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大坪慎騎手（20戦2勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で大坪慎騎手（21戦2勝）。6頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったパラボラを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月24日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2一二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（22戦2勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るバジガクルージュを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

8月31日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（23戦3勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

9月7日、連闘で迎えた37戦目は、一般B2四（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（24戦3勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。