インターランスター（1999年生、母ケイシュウアップ）

インターランスター（1999年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時11歳）と交配したケイシュウアップが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地33戦5勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の御宿特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

9月8日、デビュー戦は梶晃啓騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は506kg。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

9月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で梶晃啓騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着を確保した。

9月29日、連闘で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシュウザンジョオーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3歳（2002年）

4月20日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から36kg絞って迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったスペシャルストックに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

6月8日、中4週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月7日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月14日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

7月25日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ミザール特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月3日、連闘で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

9月29日、中7週で迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

10月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったニシノマキシマムにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月19日、連闘で迎えた14戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンボリブレイドを上がり1位タイの末脚で3/4馬身差し切って優勝

12月1日、中1週で迎えた17戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のラモンターニャに1馬身3/4の差をつけて3勝目を挙げた。

4歳（2003年）

1月6日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下のジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でD.バルジュー騎手（1戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

2月22日、中6週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春望ステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小野次郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

3月2日、連闘で迎えた20戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3月29日、連闘で迎えた22戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の鳴門ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月18日、中2週で迎えた24戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

9月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に敗れた。

10月12日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の多摩川特別（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた28戦目は、K.ファロン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。

12月13日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた29戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上はD.バルジュー騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入った。

12月28日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.バルジュー騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、パラダイスリヴァーに交わされて2馬身差の2着となった。

5歳（2004年）

1月12日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でD.バルジュー騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でD.バルジュー騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のポジティヴトライを3/4馬身振り切って1番人気に応えた。

2月28日、中4週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御宿特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続でD.バルジュー騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のナチュラルリーダーに1馬身の差をつけて制した。

3月21日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上1600万下のブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続でD.バルジュー騎手（7戦3勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。