ユキノジェンヌ（1989年生、母ユキノサクラ）

Yukinosienne

1989.04.25

ユキノジェンヌ（1989年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンキヨーシヨウリ（当時6歳）と交配したユキノサクラが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤平 和実。戦績は、中央平地5戦2勝2着1回。1992年のカーネーションカップ(オープン 牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

3月29日、デビュー戦は松本達也騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。馬体重は454kg。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ソーシャルメンバーに交わされて1馬身差の2着となった。

4月19日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のイブキマイオーギをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月10日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦1勝）。17頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のナムラクローバーに1馬身3/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月23日、中1週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのカーネーションカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4歳（1993年）

7月18日、約14か月の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松本達也騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。