ウメノレインボー（1990年生、母マスアイリス）

ウメノレインボー（1990年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時8歳）と交配したマスアイリスが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）増本牧場。戦績は、中央平地13戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の豊明特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

4月4日、デビュー戦は田島信行騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

10月31日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のファルコンキングに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月13日、中1週で迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 雨/重）に出走。17頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

4歳（1994年）

2月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は上野清章騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

2月26日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

3月19日、連闘で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上野清章騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では素晴らしい伸びを見せたが、勝ったノーザンスクリーンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4月24日、中4週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で上野清章騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で上野清章騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のタニノヒスイに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月15日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の箕面特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた11戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のヒゼンノムサシオーに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

11月26日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の豊明特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサンライトウェイに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

6歳（1996年）

3月24日、約16か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、道頓堀ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦2勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。