ヨシインクレデブル（2002年生、母Countess Clever）

ヨシインクレデブル（2002年5月2日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋驚くべき、信じられない」。毛色は栗毛。種牡馬のReal Quiet（当時7歳）と交配したCountess Cleverが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地12戦0勝、地方7戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の一般C9。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月27日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は540kg。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって13着に終わった。

3歳（2005年）

7月16日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

10月2日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。

11月23日、中6週で馬体重を前走から25kg増やして迎えた5戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、まねき馬倶楽部★笠松（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

12月27日、中4週で迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、頑張る笠松競馬を応援する賞（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトゥリラケープを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4歳（2006年）

1月11日、中1週で迎えた7戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゲキシンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月26日、中1週で迎えた8戦目は、端月賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた9戦目は、一般C14（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタケイチミリオンに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3月8日、中1週で迎えた10戦目は、一般C11（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイシンゴールデンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月7日、中3週で迎えた11戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトキワノタケヒデに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月4日、中7週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って14着に敗れた。

7月9日、中4週で迎えた13戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

7月16日、連闘で迎えた14戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

5歳（2007年）

2月17日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた18戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の花見山特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

12月16日、約8か月半の休養明けで迎えた19戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。