リンガスキッド（2009年生、母ジヨニカズダーリング）

リンガスキッド（2009年2月14日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋子供」。毛色は栗毛。種牡馬のタニノギムレット（当時10歳）と交配したジヨニカズダーリングが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者は（有）下河邉トレーニングセンター。戦績は、中央平地8戦0勝、地方16戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2七。

経歴

デビュー前

当歳のとき、下河辺トレーニングセンターから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、下河辺トレーニングセンターから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

谷原義明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

9月18日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

3歳（2012年）

1月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた4戦目は、T.クウィリー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

4月7日、中3週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず12着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた8戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

8月25日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

9月1日、連闘で迎えた10戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアローサンベリーナに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月10日、連闘で迎えた11戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

9月30日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2四（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったプリンスオブパゴダに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月3日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったオースミファイアに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月17日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月25日、連闘で迎えた19戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、JA岩手ふるさとモーちゃん杯（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したウイングフライトにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月2日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、勝ったシャイニークラウンにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。

12月10日、連闘で迎えた21戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったエーブバットマンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月16日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のバンカーバスターに2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

12月31日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2013年）

1月6日、連闘で迎えた24戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。