タッチウッド（2020年生、母アメージングムーン）

タッチウッド（2020年1月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「木を叩くおまじない」。毛色は鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時8歳）と交配したアメージングムーンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村田牧場。2023年の共同通信杯(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村田牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ノーザンファームによって4,620万円で落札された。

武幸四郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月20日、デビュー戦はR.ムーア騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は524kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジーニアスバローズに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2023年）

2月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、T.バシュロ騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ファントムシーフに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

4月16日、中8週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

4歳（2024年）

11月24日、約19か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムアーモンドアイカップ（東京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のガイアメンテに2馬身半の差をつけて休み明けの一戦を制した。

5歳（2025年）

1月19日、中7週で迎えた5戦目は、ハンデG2の日経新春杯（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が振るわず13着に終わった。