ワイルドウイナー（1998年生、母スタイリスト）

ワイルドウイナー（1998年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時8歳）と交配したスタイリストが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方18戦9勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の龍野赤とんぼ特別(A3-1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、競優牧場から「北海道7月当歳市場サラブレッド当歳」に上場され、小川勲によって1,417.5万円で落札された。

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

3歳（2001年）

10月31日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、一般D2-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のケイエスミントに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月20日、中2週で迎えた2戦目は、一般D2-1（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のオテンバテンシに7馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4歳（2002年）

2月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C5（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月20日、中4週で迎えた4戦目は、松浦高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C8（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のイズミフェアリーに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月9日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上C6（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦高宏騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンドウェーブに2馬身半の差をつけて優勝

4月24日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C6（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦高宏騎手（2戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビジネスライクに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月30日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上C6（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦高宏騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C5（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したセルリアンアルルを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

6月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C4（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のロックマウンテンに2馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

7月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトッキュウパレードに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月25日、中5週で迎えた11戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた12戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、淀川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた13戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた14戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエーピーコンロンを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月14日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着に入った。

5歳（2003年）

1月25日、中5週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた16戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

2月9日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

4月13日、中8週で馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた18戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

4月19日、連闘で迎えた19戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

5月18日、中3週で迎えた20戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に終わった。

7月3日、中6週で迎えた21戦目は、3歳以上B1-2（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は松浦高宏騎手（4戦3勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた22戦目は、京都畜産特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦高宏騎手（5戦3勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンキョウフェアーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

7月30日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦高宏騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミルフォードトマトを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

8月26日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた24戦目は、龍野赤とんぼ特別（姫路ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイルジャンテに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月18日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上A2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は松浦高宏騎手（7戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上A2（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦高宏騎手（8戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

10月23日、連闘で迎えた27戦目は、アサヒスーパードライカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦高宏騎手（9戦4勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。