ボーンディスウェイ（2019年生、母ウィンドハック）

ボーンディスウェイ（2019年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「曲名。この道に生まれた」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時18歳）と交配したウィンドハックが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2022年の弥生賞(G2)で3着に入った他、2024年の中山金杯(ハンデG3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、平田修によって3,960万円で落札された。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

7月4日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったウインピクシスに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月19日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のディープレイヤーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

12月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のイルチルコをクビ差振り切って2勝目をマークした。

12月28日、中2週で迎えた5戦目は、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

3歳（2022年）

3月6日、中9週で迎えた6戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

4月17日、中5週で迎えた7戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（3戦1勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

7月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で石橋脩騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

10月30日、中5週で迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの本栖湖特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2023年）

1月5日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、勝ったローシャムパークにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

1月29日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上2勝クラスの富里特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったデコラシオンにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

5月6日、中9週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの秩父特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のリリーブライトを半馬身振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

5月28日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋脩騎手（10戦2勝）。17頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

9月17日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのレインボーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋脩騎手（11戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 雨/重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

12月9日、中8週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスの常総ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のデコラシオンをハナ差振り切って4勝目を手にした。

5歳（2024年）

1月6日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（5戦2勝）。17頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

2月25日、中6週で迎えた20戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（6戦2勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

4月14日、中6週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡巧也騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたリフレーミング決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。