キンイロノカゼ（2008年生、母リープイヤー）

キンイロノカゼ（2008年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「金色の風」。毛色は栗毛。種牡馬のムーンバラッド（当時9歳）と交配したリープイヤーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）松平牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方27戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

2月13日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は496kg。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

4月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から26kg減らして迎えた2戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。果敢に端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

5月28日、中3週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた3戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 小雨/重）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

7月16日、中6週で迎えた4戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

8月7日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り17着に終わった。

9月8日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイネルシャテールに交わされて1馬身半差の2着となった。

9月22日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアイスリーンに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の佐野文彦くん祝・ご結婚記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで踏ん張ったが、エーシンビショップに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月11日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の一般C22（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウキウキに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2012年）

4月21日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

6月15日、中7週で馬体重を前走から21kg戻して迎えた11戦目は、一般C13 16（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエレスペクタクルを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月28日、中1週で迎えた12戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで踏ん張ったが、オグリピンクに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月16日、中2週で迎えた13戦目は、東商テクノ創立25周年記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカネトシグレースを半馬身振り切って4勝目を手にした。

7月25日、連闘で迎えた14戦目は、あさがお特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

8月13日、中2週で迎えた15戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた16戦目は、片桐正雪騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（福山ダート1130m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のプラチナコレクターに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

9月15日、中1週で迎えた17戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、「オープニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月23日、連闘で迎えた18戦目は、一般C1四（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマスターウィッシュからクビ差の2着に甘んじた。

9月30日、連闘で迎えた19戦目は、一般C1五（福山ダート1130m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のローレルガイアに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月21日、連闘で迎えた21戦目は、一般C1四（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡田祥嗣騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月10日、連闘で迎えた23戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた24戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（福山ダート1250m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月1日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーダンディに2馬身の差をつけて7勝目を手中に収めた。

12月16日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた26戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（福山ダート1250m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月22日、連闘で迎えた27戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（7戦2勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2013年）

1月2日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1三（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた29戦目は、福山けいばよ永遠なれ!（福山ダート1250m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月26日、連闘で迎えた30戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、「本日IPAT全レース発売中!」とく戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた31戦目は、「本日IPAT全レース発売中!」とく戦（福山ダート1250m 曇/重）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた32戦目は、「ファイナルとく戦」（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は池田敏樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月18日、中1週で迎えた33戦目は、春うららスプリント（福山ダート1250m 曇/不良）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。