フェーズシックス（2006年生、母ルンバロッカ）

フェーズシックス（2006年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ラウンドダンスの最も難易度の高い振り付け」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時14歳）と交配したルンバロッカが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地14戦1勝2着3回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月25日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したボンバルディエーレを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月16日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったケイアイマッシブに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3歳（2009年）

3月22日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたアグネスアンカー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

8月30日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴーカイフォンテンに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月29日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4歳（2010年）

6月5日、約6か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた11戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

8月29日、中9週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

9月12日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月7日、中7週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた15戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、日向灘特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

5歳（2011年）

2月12日、中7週で迎えた16戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、唐津湾特別（佐賀ダート1750m 小雪/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。