カノヤピュー（2007年生、母レディドクター）

カノヤピュー（2007年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ピューと行く」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時11歳）と交配したレディドクターが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は熊本県、生産者は本田土寿。戦績は、中央平地7戦0勝、地方19戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C2 28。

経歴

デビュー前

1歳のとき、本田土寿から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、本田土寿から「九州トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、神田薫によって409.5万円で落札された。

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月18日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。17頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。

11月29日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

3歳（2010年）

1月16日、中3週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた6戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

5月2日、中9週で迎えた7戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず14着に終わった。

6月5日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた9戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

7月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったダイモンノキセキに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた12戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は村松翔太騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた15戦目は、清水裕一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた16戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

4歳（2011年）

1月2日、中8週で迎えた17戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は村松翔太騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、エアウィペットにハナ差交わされて2着となった。

1月15日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（5戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

2月5日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2 21（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上C2 28（佐賀ダート900m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で村松翔太騎手（7戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のディアミクリに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月20日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で村松翔太騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で村松翔太騎手（9戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

3月20日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で村松翔太騎手（10戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で村松翔太騎手（11戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で村松翔太騎手（12戦1勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のシゲルカネツグを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

5月15日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で村松翔太騎手（13戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。