ダンナサマ（2004年生、母グランドヒメ）

ダンナサマ（2004年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「旦那様」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカリスタグローリ（当時16歳）と交配したグランドヒメが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方19戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年のメイフラワー賞。

経歴

デビュー前

2歳のとき、グランド牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

佐々木仁厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2006年）

10月31日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は482kg。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

12月14日、中5週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったアグネスターフにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2007年）

1月31日、中6週で迎えた3戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったオウシュウヒカリにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

2月26日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたテイクドリーム決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のベルモントメーテルに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月15日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦のメイフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のシナノロッキーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

6月2日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦2勝）。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後は脚が止まってしまい17着に終わった。

7月6日、中4週で迎えた9戦目は、彦星特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

8月29日、中4週で迎えた11戦目は、元町特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（4戦2勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた12戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた13戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4歳（2008年）

2月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C1六 C2二（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

3月27日、中3週で迎えた15戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた16戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、春風特別（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

5月20日、中4週で迎えた17戦目は、楽天ビジネス賞（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた18戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、最後はキエヌルキアと並んで3着同着となった。

8月5日、中6週で迎えた20戦目は、ビーチサイド特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。