ケイティーズハート（2009年生、母ケイティーズファースト）

ケイティーズハート（2009年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ケイティーズ一族の心」。毛色は鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時8歳）と交配したケイティーズファーストが23歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地15戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

2月5日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったトルサードにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

2月19日、中1週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月8日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月23日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るケンブリッジアリスを別次元の末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

7月15日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

11月3日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のシゲルスターキングに1馬身半の差をつけて優勝

4歳（2013年）

3月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい15着に敗れた。

7月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハヤブサペコチャンに1馬身3/4の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

8月18日、中5週で迎えた11戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊蹄山特別（函館ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、イースターパレードに交わされて2馬身半差の2着となった。

9月1日、中1週で迎えた12戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の釧路湿原特別（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい7着に敗れた。

9月29日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

5歳（2014年）

4月13日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の天王寺特別（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

7月20日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上1000万下のエリモハリアーカップ（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入った。