ハヤブサペコチャン（2010年生、母アイチェックユー）

ハヤブサペコチャン（2010年1月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ペコちゃん」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時12歳）と交配したアイチェックユーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、武田修によって2,100万円で落札された。

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月24日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月8日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたエクスパーシヴ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月5日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

12月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のニキーヤダイヤをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2013年）

1月27日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隼人騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

3月9日、中5週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

6月23日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（5戦1勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた8戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったケイティーズハートに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月21日、中1週で迎えた9戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスカーレルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のコスモレイラに7馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

12月23日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（8戦2勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

4歳（2014年）

1月13日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（9戦2勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

3月1日、中6週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた15戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

5月10日、中7週で迎えた16戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

6月15日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（10戦2勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月29日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（11戦2勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマイネルハルカゼ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

7月12日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（12戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（13戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったナンヨーカノンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隼人騎手（14戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサンバビーンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田隼人騎手（15戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、ベルフィオーレに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

9月7日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田隼人騎手（16戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のダブルファンタジーをアタマ差振り切って制した。

5歳（2015年）

1月11日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた25戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

4月25日、中9週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の米沢特別（福島ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

7月5日、中9週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月16日、中5週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

10月4日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（17戦3勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

11月7日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島芝2600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（18戦3勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。