ザオープリンス（2000年生、母オオシマアルフィー）

ザオープリンス（2000年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王子」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時8歳）と交配したオオシマアルフィーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は山内常夫。戦績は、中央平地2戦0勝、地方20戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年のセレクション(A2)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山内常夫から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、渡辺善治郎によって577.5万円で落札された。

佐藤茂厩舎（上山）へ入厩。

2歳（2002年）

7月16日、デビュー戦は関本秀幸騎手を鞍上に据えて、2歳A2（上山ダート1250m 雨/重）に出走。馬体重は453kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルーロイヤルから3馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のセレクション（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で関本秀幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の若葉賞（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本秀幸騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のセレクション（上山ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で関本秀幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた5戦目は、2歳A3（上山ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で関本秀幸騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウシンスマイルから2馬身半差の2着に敗北した。

10月29日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のセレクション（上山ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で関本秀幸騎手（5戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた7戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のセレクション（上山ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のヒカルフクカゼに3/4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2003年）

4月20日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の滝桜賞（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のさつき賞（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のはまなす賞（盛岡芝1600m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた11戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の勿来特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

7月14日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、3歳A1（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（3戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

7月29日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた13戦目は、3歳地方重賞のこまくさ賞（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（4戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦のかみのやま競馬一日女性所長記念（上山ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月19日、中4週で迎えた15戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

10月28日、中5週で迎えた16戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

12月23日、中5週で迎えた18戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4歳（2004年）

1月29日、中4週で迎えた19戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた20戦目は、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた21戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、4歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。