モリトトクジョ（1992年生、母リンデンパール）

モリトトクジョ（1992年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のスマノダイドウ（当時22歳）と交配したリンデンパールが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）長田牧場。戦績は、中央平地12戦1勝。主な勝ち鞍は1994年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

6月26日、デビュー戦は谷中公一騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた4戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた6戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1700m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグリーンスポットを上がり1位の末脚で半馬身差し切って未勝利戦を制した。

10月15日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンの福島アラブ3歳ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は谷中公一騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下の福島アラブ3歳特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

3歳（1995年）

1月8日、中9週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は谷中公一騎手（4戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

1月16日、連闘で迎えた10戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら51kgの斤量を背負って出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は谷中公一騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

2月11日、連闘で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。