グリーンスポット（1992年生、母モガミカツプ）

グリーンスポット（1992年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のシナノリンボー（当時17歳）と交配したモガミカツプが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は坂本晴美。戦績は、中央平地13戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1994年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

矢野進厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

7月9日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

10月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1700m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、モリトトクジョに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月9日、連闘で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アサカバンガードに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月23日、中1週で迎えた4戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のツクバウィナーに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月10日、中6週で迎えた5戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

3歳（1995年）

1月8日、中3週で迎えた6戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら50kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

1月16日、連闘で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（中山ダート1800m 晴/良）に牝馬ながら50kgの斤量を背負って出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた8戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

2月19日、中1週で迎えた9戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで崩れずに走り抜いたが、ブイリボンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月5日、中1週で迎えた10戦目は、菊川正達騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で菊川正達騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4月23日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、アラ系4歳以上400万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は宗像徹騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上400万下（福島ダート1700m 晴/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。