ブイリボン（1992年生、母ブルーミドリ）

ブイリボン（1992年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のキタサンブルー（当時8歳）と交配したブルーミドリが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は上居牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着4回、地方23戦1勝2着1回。1994年のアラブ3歳特別(アラ系3歳オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

6月19日、デビュー戦は松本達也騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京芝1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は434kg。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったムーンリットガールにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るワークスポイントを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月6日、中4週で迎えた3戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのアラブ3歳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったトーワホマレを3/4馬身捉え切れず2着となった。

9月24日、中4週で迎えた5戦目は、アラ系3歳オープン（中京ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで踏ん張ったが、ハクサンジャンボに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月26日、中5週で迎えた7戦目は、アラ系3歳400万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

12月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、アラ系3歳400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本達也騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ワークスポイントにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3歳（1995年）

1月7日、中2週で迎えた9戦目は、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で松本達也騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた10戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグリーンスポットを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をゲットした。

3月25日、中4週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（中京芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

6月1日、中9週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、深見明宏騎手を鞍上に迎えて、薫風特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月18日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、3歳戦のAGIアラブチャレンジカップ（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で深見明宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた15戦目は、井手上慎一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアラブ王冠（名古屋ダート1900m 小雨/重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月13日、連闘で迎えた16戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井手上慎一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系一般B2ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で井手上慎一騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったマグニテイオーから2馬身差の2着に敗北した。

8月25日、中3週で迎えた18戦目は、アラ系一般B2ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井手上慎一騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系一般B2ハ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で井手上慎一騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のトップターゲットに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（1996年）

6月13日、約9か月半の休み明けで迎えた20戦目は、ふたご座特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で井手上慎一騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた21戦目は、天の川特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で井手上慎一騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた22戦目は、土用特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は深見明宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた23戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、葉月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた24戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、初秋特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた25戦目は、秋分特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた26戦目は、夕月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月7日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、豊年特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた28戦目は、服部謙一騎手を鞍上に迎えて、こうま座特別（名古屋ダート1600m 小雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた29戦目は、霜月特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部謙一騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた30戦目は、木枯らし特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は小山信行騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた31戦目は、キャロル特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

5歳（1997年）

1月4日、中1週で迎えた32戦目は、睦月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた33戦目は、河端秀俊騎手を鞍上に迎えて、シュプール特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

2月17日、中3週で迎えた34戦目は、望春特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河端秀俊騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた35戦目は、早春特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小山信行騎手（4戦0勝）。11頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。9着に終わった。