アサカバンガード（1992年生、母アサヒバンガード）

アサカバンガード（1992年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のスマノヒツト（当時11歳）と交配したアサヒバンガードが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤義紀。戦績は、中央平地9戦1勝2着2回、地方8戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

中島敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

6月25日、デビュー戦は篠原茂騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は446kg。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったタヤスラノヴィアに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月2日、連闘で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

7月31日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で篠原茂騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

8月27日、中3週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で篠原茂騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

9月10日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で篠原茂騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったアヅマタイタンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月25日、中1週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で篠原茂騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で篠原茂騎手（6戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグリーンスポットを上がり2位の末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

10月29日、中2週で迎えた8戦目は、アラ系3歳400万下の福島アラブ3歳特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で篠原茂騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

12月10日、中5週で迎えた9戦目は、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で篠原茂騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

3歳（1995年）

3月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、角田桂吉騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B C1（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月11日、中5週で迎えた11戦目は、アラ系一般A C1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田桂吉騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月27日、中6週で迎えた12戦目は、小田部雪騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月4日、連闘で迎えた13戦目は、吉田正寿騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（中津ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月9日、中4週で迎えた14戦目は、アラ系一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田正寿騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったナチノタイセイからクビ差の2着となった。

7月17日、連闘で迎えた15戦目は、アラ系一般C2（中津ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田正寿騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた16戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、ややま特別（中津ダート1620m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた17戦目は、笠田敏勝騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C（中津ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。