ハッピーオーサム（2018年生、母ウィラビーオーサム）

ハッピーオーサム（2018年2月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時16歳）と交配したウィラビーオーサムが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、スマイルクラブによって1億1,340万円で落札された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月12日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月27日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のジャックドールに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2021年）

2月13日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G3のデイリー杯クイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3月27日、中5週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスの君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスの矢車賞（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したハギノピリナに3/4馬身届かず2着に敗北した。

6月12日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

8月21日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの都井岬特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの金山特別（中京芝2200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた9戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4歳（2022年）

5月15日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

6月5日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

6月19日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月27日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るパーサヴィアランスをクビ差だけ差し切って久方ぶりに美酒を浴びた。

5歳（2023年）

2月12日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた15戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの太宰府特別（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月12日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの房総特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着を確保した。

4月16日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの野島崎特別（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（8戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月27日、中5週で迎えた18戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの御室特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの松島特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月5日、中4週で迎えた20戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの月岡温泉特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

8月26日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの西海賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は西塚洸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの筑後川特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

6歳（2024年）

1月14日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は西塚洸二騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

2024年2月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。