ダイシンカタナ（2020年生、母ダイシンタイムズ）

ダイシンカタナ（2020年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+刀」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時10歳）と交配したダイシンタイムズが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方11戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2024年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月4日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。17頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入った。

11月19日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

3歳（2023年）

2月4日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ドラゴングライダーに交わされて1馬身差の2着となった。

2月25日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松岡正海騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6月3日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で松岡正海騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

8月5日、中8週で迎えた9戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（7戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

4歳（2024年）

1月4日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

2月6日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月5日、中3週で迎えた13戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 小雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月27日、中2週で迎えた14戦目は、つくし賞（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた15戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のタガノヒモロギを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

5月16日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のベラジオミキをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

6月13日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、アイムクリエイターに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月11日、中3週で迎えた18戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

8月14日、中4週で迎えた19戦目は、☆稲富菜穂☆来場記念!（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るイズジョーヒーローを目の覚めるような末脚で3/4馬身差し切って3勝目を手中に収めた。

10月3日、中6週で迎えた20戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は廣瀬航騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。