ディープキッス（2005年生、母メジロカンムリ）

ディープキッス（2005年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ディープインパクトを目標に勝利へキスを」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時7歳）と交配したメジロカンムリが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハクツ牧場。戦績は、中央平地24戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ハクツ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月7日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、イイデケンシンに交わされて2馬身差の2着となった。

7月14日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のワイルドエキサイトに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月5日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

9月30日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

3歳（2008年）

3月1日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出し、3着に入った。

3月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（5戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

5月11日、中3週で迎えた9戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の矢車賞（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったローザブランカにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

6月28日、中2週で迎えた11戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の和田岬特別（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

4歳（2009年）

2月8日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

3月22日、中3週で迎えた14戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

5月9日、中6週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた16戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

6月28日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（3戦0勝）。17頭立ての10番人気で大外17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月26日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

5歳（2010年）

2月7日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた20戦目は、4歳以上500万下の安城特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

5月15日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の南港特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（6戦0勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったテクニカルランに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた23戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

9月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（7戦0勝）。17頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず16着に敗れた。