ローザブランカ（2005年生、母ローズバド）

ローザブランカ（2005年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「白いバラ（西）」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時7歳）と交配したローズバドが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地18戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の都井岬特別(500万下)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額4,800万円（120万×40口）で一口馬主が募集された。

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

11月10日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（2008年）

1月20日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったオレンジシュプールに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月11日、中2週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

5月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るアドマイヤワイドを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月8日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のディープキッスを半馬身振り切って勝利をモノにする

9月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

10月19日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦2勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

11月15日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦2勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。

4歳（2009年）

3月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（6戦2勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

6月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（3戦0勝）。17頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

7月19日、中2週で迎えた13戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で驀進したが、勝ったサバースにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

8月8日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のリッカロイヤルをアタマ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

5歳（2010年）

1月11日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の花見小路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

4月24日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は小牧太騎手（7戦2勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。