ワンダーリアス（2014年生、母ワンダードレッシー）

ワンダーリアス（2014年5月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋化粧（インドネシア語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時21歳）と交配したワンダードレッシーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はグラストレーニングセンター。主な勝ち鞍は2019年のムーンストーン特選(C1-1)。

経歴

デビュー前

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

4月2日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

7月22日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月14日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミライワカに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月26日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、季秋特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のペイルブルードットに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4歳（2018年）

6月3日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（2戦0勝）。17頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚を失くしてしまい17着に終わった。

10月2日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

11月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下の伊達特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で荻野琢真騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

5歳（2019年）

4月10日、約5か月の休養明けで迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ卯月賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 小雨/不良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

6月8日、中5週で馬体重を前走から31kg増やして迎えた13戦目は、こぐま座特選（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のウノピアットブリオに3馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

6月22日、中1週で迎えた14戦目は、ムーンストーン特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアシャカクールに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月7日、中1週で迎えた15戦目は、長崎街道原田宿特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスイングアリュールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

11月10日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、長崎街道小田宿特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のプロヴェルビオを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

11月30日、中2週で迎えた17戦目は、ノベンバー特選（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（6戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた18戦目は、スノーホワイト賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（7戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したセンコーハーバにクビ差届かず2着に甘んじた。

6歳（2020年）

1月12日、中2週で迎えた19戦目は、祝月賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月16日、中4週で迎えた20戦目は、スパークル賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（9戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウミツタダを豪快な末脚で半馬身差し切って7勝目をゲットした。

3月14日、中3週で迎えた21戦目は、早花咲月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（10戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた22戦目は、新緑賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で山口勲騎手（11戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

9月26日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた23戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、「ほとめきナイター」まであと7日（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた24戦目は、寒露賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、テイエムテツジンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月14日、中4週で迎えた25戦目は、霜見月賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた26戦目は、ほとめきナイター最終レースは20時40分（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦0勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず3着に敗れた。

7歳（2021年）

1月26日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、ガーネット特選（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（12戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。