スイングアリュール（2015年生、母スイングバイ）

スイングアリュール（2015年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「魅力ある歩き方。父名、母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時16歳）と交配したスイングバイが20歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は岡部牧場。主な勝ち鞍は2020年の一般C1十十一。

経歴

デビュー前

金成貴史厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

2月4日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月10日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤工真騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

9月24日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヒヨドリ賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクレイジーダイヤをクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

10月20日、中3週で迎えた5戦目は、陽月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクラウンハイトに2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

11月16日、中3週で迎えた6戦目は、小雪賞（佐賀ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、クラウンシュバルツに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2019年）

5月6日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、すずらん賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したテイエムゼッケイを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた8戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、早苗月賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のイッツパーフェクトに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月8日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のフジヤマイサンに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

6月22日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシラーグランツを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

7月7日、中1週で迎えた11戦目は、長崎街道原田宿特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ワンダーリアスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月4日、中3週で迎えた12戦目は、オーガスト特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（7戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサスナーシルニーに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月18日、中1週で迎えた13戦目は、萩月賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のケンシスピリットに1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

9月14日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、十五夜賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタッチスプリントに1馬身半の差をつけて8勝目をマークした。

9月28日、中1週で迎えた15戦目は、エトワール賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタッチスプリントをハナ差だけ差し切って破竹の4連勝を決めた。

10月20日、中2週で迎えた16戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、オータムカップ（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したハッピーハッピーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5歳（2020年）

2月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた17戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、春ゴルフ応援千葉よみうりCC盃（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた18戦目は、もらって嬉しい楽天ポイント賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月31日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、オーケストラスプリント（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4月14日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた20戦目は、ポイント10倍!川崎のSPAT4賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡村健司騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、トッププライズにハナ差交わされて2着に甘んじた。

5月4日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1四五六ア（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡村健司騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モードフランスに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月1日、中3週で迎えた22戦目は、東京トゥインクルファンファーレ賞（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡村健司騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で岡村健司騎手（6戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2一二（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で岡村健司騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2一二三（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で岡村健司騎手（8戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

8月16日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で岡村健司騎手（9戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシンティエンディーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて制した。

9月9日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1四五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で岡村健司騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったバトルバーリライにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

10月9日、中3週で迎えた28戦目は、ガンガンポイント貯まる楽天競馬賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で岡村健司騎手（11戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。