ジョーローリット（2021年生、母ジョーカルーア）

ジョーローリット（2021年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+楽しい(スウェーデン語)」。毛色は芦毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時11歳）と交配したジョーカルーアが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は斉藤政志。2025年のラジオ日本賞(オープン)で2着に入った他、2025年の藤森ステークス(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

1月14日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定3歳戦のメイクデビュー中山（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のガビーズシスターに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月28日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のスターターンを3/4馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

5月5日、中2週で迎えた4戦目は、柴田裕一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳G3の葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田裕一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は失速してしまい18着に終わった。

7月27日、中8週で迎えた6戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のカンザシに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月15日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦2勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月30日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの姫路ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のマルカラピッドをクビ差振り切って4勝目をゲットした。

12月22日、中2週で迎えた9戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、りんくうステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に敗れた。

4歳（2025年）

2月23日、中8週で迎えた10戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、大和ステークス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

6月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンの水無月ステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田裕一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

9月14日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ラジオ日本賞（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ポッドベイダーに交わされて1馬身差の2着となった。

10月5日、中2週で迎えた13戦目は、藤森ステークス（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。