ウメノブランカー（1984年生、母キリノカツラ）

Umeno Blanker

1984.04.03

ウメノブランカー（1984年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキングオブダービー（当時9歳）と交配したキリノカツラが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は広川 忠久。戦績は、中央平地14戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の5歳以上400万下。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1987年）

3月1日、デビュー戦は堀井雅広騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀井雅広騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀井雅広騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀井雅広騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

8月22日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で堀井雅広騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた6戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた7戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のハングリーホープに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月25日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は堀井雅広騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の相模湖特別（東京芝2300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀井雅広騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀井雅広騎手（7戦0勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀井雅広騎手（8戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったペガサスシンボリをクビ差捉え切れず2着となった。

4歳（1988年）

1月9日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で堀井雅広騎手（9戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のミスターアルコをクビ差振り切って優勝

2月20日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の三峰山特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。