タクノプリンセス（1985年生、母セプタークイン）

タクノプリンセス（1985年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のミルジヨージ（当時10歳）と交配したセプタークインが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は寺越政幸。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方27戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1987年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

元石孝昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

12月20日、デビュー戦は岡山定夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は414kg。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

12月26日、連闘で迎えた2戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクラチャーミングを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1988年）

1月17日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定4歳400万下の紅梅賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（1戦1勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京ダート1400m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（2戦1勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で伊藤暢康騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

4月9日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京ダート1400m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で伊藤暢康騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したヨシノエレナスを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

5月15日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

6月26日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（福島ダート1700m 小雨/重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた11戦目は、4歳400万下（福島ダート1700m 小雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（福島芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は岡山定夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、音部浩仁騎手を鞍上に迎えて、一般C3四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた15戦目は、一般C3四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で音部浩仁騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で音部浩仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で音部浩仁騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

4歳（1989年）

1月1日、連闘で迎えた18戦目は、新春特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で音部浩仁騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月26日、中3週で迎えた19戦目は、四街道特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で音部浩仁騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

2月17日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3四（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で音部浩仁騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3五（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で音部浩仁騎手（7戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で音部浩仁騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で音部浩仁騎手（9戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた24戦目は、柿本政男騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月15日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は音部浩仁騎手（10戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

5月31日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1三（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で音部浩仁騎手（11戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で音部浩仁騎手（12戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で音部浩仁騎手（13戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた29戦目は、銀河特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で音部浩仁騎手（14戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた30戦目は、涼風特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で音部浩仁騎手（15戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスギフリーから1馬身半差の2着となった。

8月22日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた31戦目は、荒巻透騎手を鞍上に迎えて、C1ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後はナイスメリーと並んで2着同着となった。

9月4日、中1週で迎えた32戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荒巻透騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のノーザンフローズに3/4馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

9月17日、中1週で迎えた33戦目は、黒宮高徳騎手を鞍上に迎えて、名月特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた34戦目は、C1イ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は荒巻透騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた35戦目は、いちょう特別（中京(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荒巻透騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた36戦目は、こがね特別（中京(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荒巻透騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた37戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた38戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた39戦目は、C1ロ（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は荒巻透騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のイソユカリに1馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

12月7日、連闘で迎えた40戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荒巻透騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。