パドゥヴァルス（2017年生、母アンレール）

パドゥヴァルス（2017年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「クラシックバレエのワルツステップ。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時7歳）と交配したアンレールが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地2戦1勝。主な勝ち鞍は2020年の3歳1勝クラス。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,000万円（5万×400口）で一口馬主が募集された。

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月31日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るハクアイブラックを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月2日、中8週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

3歳（2020年）

2月8日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

3月15日、中4週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西村淳也騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドゥーベに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

2020年6月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。