ハクアイブラック（2017年生、母ベストフューチャー）

ハクアイブラック（2017年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より+父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時8歳）と交配したベストフューチャーが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤牧場。主な勝ち鞍は2020年の噴火湾特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐藤牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、H.Iコーポレーションによって1,458万円で落札された。

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月31日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、パドゥヴァルスに交わされて2馬身差の2着となった。

9月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

9月28日、中1週で迎えた3戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、アビエルトに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

11月10日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のアナザーエンドに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2020年）

4月25日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったスリーグランドにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた8戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は団野大成騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のサノノショウグンに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

7月5日、連闘で迎えた10戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの噴火湾特別（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のスリーピートに3馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

8月29日、中7週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、3歳以上3勝クラスの釜山ステークス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は幸英明騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月25日、中7週で馬体重を前走から22kg戻して迎えた12戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、ルミエールオータムダッシュ（新潟芝1000m 晴/重）に出走。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。18着に敗れた。

4歳（2021年）

2月28日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい16着に敗れた。

4月9日、中5週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた14戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、エイプリルスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

8月29日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた15戦目は、天下無双賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

9月30日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた16戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、オパールスプリント（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた17戦目は、行くよ?あたりまえじゃん。川崎市長選挙賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコウギョウブライトをハナ差振り切って4勝目を奪取した。

11月12日、中3週で迎えた18戦目は、チカバのイナカ愛川町杯（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた19戦目は、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた20戦目は、柿生スプリント（川崎ダート900m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったカプリフレイバーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5歳（2022年）

2月4日、中6週で迎えた21戦目は、唯我独尊賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた22戦目は、春告鳥スプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

4月8日、中6週で迎えた23戦目は、なんくるないさ川崎競馬賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で矢野貴之騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた24戦目は、閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で矢野貴之騎手（8戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた25戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、スパーキングスプリントチャレンジ（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた26戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、遠賀川特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた27戦目は、大分川特別（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた28戦目は、地方重賞の吉野ヶ里記念（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月27日、中4週で迎えた29戦目は、明日は川崎競馬開催!カツマルくん賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦0勝）。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた30戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、SAGAリベンジャーズ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた31戦目は、佐賀葉隠ダッシュ（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（4戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。