リゼルージュセリエ（2021年生、母リアライズナラック）

リゼルージュセリエ（2021年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+赤(仏)+馬具の職人(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のシルバーステート（当時8歳）と交配したリアライズナラックが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高松牧場。主な勝ち鞍は2024年のクリスマスホーリー特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2024年）

3月3日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

6月23日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた4戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

8月25日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川端海翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

9月1日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川端海翼騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったイーブンナウにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

11月26日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から27kg増やして迎えた7戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたトーアルドルフ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中2週で迎えた8戦目は、クリスマスホーリー特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のエクレールスカイに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2025年）

1月22日、中4週で迎えた9戦目は、馬い!八丈完熟レモン記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットでしぶとく粘り込んで、最後は2着のグッドマンに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

2月14日、中2週で迎えた10戦目は、馬い!山武たがやす倶楽部記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って5着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた11戦目は、林林総総賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川島正太郎騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカーニバルマーチをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

3月31日、中1週で迎えた12戦目は、駿馬に鞭を加える記念（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島正太郎騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月8日、中4週で迎えた13戦目は、馬い!淡路イザナミ記念（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川島正太郎騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のピヴォタルプレイに2馬身の差をつけて4勝目をマークした。

6月3日、中3週で迎えた14戦目は、麦秋特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で川島正太郎騎手（7戦4勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように疾駆したが、ゼアシュネルに交わされて6馬身差の2着となった。

11月6日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、堅守猛攻特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で川島正太郎騎手（8戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。