エマージングウルフ（2012年生、母ウルフコール）

エマージングウルフ（2012年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋狼」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時15歳）と交配したウルフコールが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方26戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2015年の3歳C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、友水達也によって336万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

7月5日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は410kg。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

8月9日、中4週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

10月19日、中9週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

11月22日、中4週で迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

3歳（2015年）

1月4日、中5週で迎えた5戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

1月10日、連闘で迎えた6戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた7戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた8戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3月4日、中1週で迎えた9戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B C1（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松本幸祐騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた13戦目は、3歳C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本幸祐騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のゼツミョウに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月12日、中1週で迎えた14戦目は、3歳C1一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で松本幸祐騎手（6戦1勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた15戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1230m 雨/重）に出走。5頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手に欠いて3着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた16戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は松本幸祐騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦の金剛山特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（8戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（9戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で松本幸祐騎手（10戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、ブルームアゲインに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦の神鍋山特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で松本幸祐騎手（11戦1勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

12月31日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松本幸祐騎手（12戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ブリジットラブに半馬身交わされて2着となった。

4歳（2016年）

1月6日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松本幸祐騎手（13戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

1月26日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で松本幸祐騎手（14戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったダイワルーブルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月10日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたホープインザスカイ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月19日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（15戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（16戦1勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（17戦1勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松本幸祐騎手（18戦1勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本幸祐騎手（19戦1勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたグレイスタイム決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月17日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（20戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。