グレイスタイム（2012年生、母プライベートタイム）

グレイスタイム（2012年5月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「気品＋母名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時18歳）と交配したプライベートタイムが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上C2三。

経歴

デビュー前

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

6月6日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

7月21日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳戦の能登舳倉島賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

8月29日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

9月27日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

11月5日、中5週で迎えた5戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた7戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマロンミルフィーユに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2016年）

1月3日、中0週で迎えた9戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

1月14日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のヴルカーンに1馬身3/4の差をつけて2勝目を挙げた。

1月28日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったネバネバヨークンにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

2月11日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた14戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた15戦目は、れんげ賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエマージングウルフを半馬身振り切って3勝目を手に入れた。

5月10日、中1週で迎えた18戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したブリサマリナにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月25日、中1週で迎えた19戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

6月16日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、セレナイトに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月15日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は永島太郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のクリノアルハンブラに3馬身の差をつけて4勝目を手にした。

9月22日、中1週で迎えた26戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（10戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田野豊三騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（11戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったカノヤルジャンドルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（12戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月29日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた32戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（13戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったエムティホタルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5歳（2017年）

4月20日、約3か月半の休み明けで迎えた33戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田野豊三騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。