トシキセキ（2000年生、母マチカネナナエヤエ）

トシキセキ（2000年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時8歳）と交配したマチカネナナエヤエが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）エムエム、ヤマダファーム。戦績は、地方34戦14勝2着7回。主な勝ち鞍は2004年のバーベナ特別(B1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヤマダファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、ヤマダファームから「北海道9月市場サラブレッド1歳」に上場され、上村叶によって525万円で落札された。

上川薫厩舎（佐賀）へ入厩。

3歳（2003年）

3月21日、デビュー戦は新原健伸騎手を鞍上に据えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシゲノコンコルドに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月20日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のライジングに4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

6月8日、中6週で迎えた3戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホシノマスクに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

6月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイニングロマンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダンツファインに8馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクインオブユーカーに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で新原健伸騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

9月20日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で新原健伸騎手（7戦4勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

10月5日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は9戦連続で新原健伸騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月2日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で新原健伸騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルシゲダンサーに7馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

11月24日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で新原健伸騎手（10戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスマイルアゲインをクビ差振り切って6勝目をつかんだ。

12月21日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で新原健伸騎手（11戦6勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

12月27日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で新原健伸騎手（12戦6勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキャッチユアハートに1馬身半の差をつけて7勝目をつかんだ。

4歳（2004年）

1月17日、中2週で迎えた14戦目は、初春特設（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で新原健伸騎手（13戦7勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エンジェルウイングに交わされて2馬身差の2着となった。

1月31日、中1週で迎えた15戦目は、節分特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で新原健伸騎手（14戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた16戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、立春特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた17戦目は、早春特設（佐賀ダート1750m 晴/不良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（15戦7勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシャインカシオペアを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

3月14日、中1週で迎えた18戦目は、春光特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた19戦目は、春分特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（16戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビビッドランに1馬身半の差をつけて8勝目をつかんだ。

5月4日、中2週で迎えた21戦目は、仲春特設（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は新原健伸騎手（17戦7勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた22戦目は、立夏特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（18戦7勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた23戦目は、麦秋特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（19戦7勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒロスズランを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

7月3日、中2週で迎えた24戦目は、初夏特設（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（20戦7勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

9月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、秋分特設（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（21戦7勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルソルジャーに5馬身の差をつけて優勝

10月2日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（22戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルシゲウェルに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月30日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で新原健伸騎手（23戦9勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトシザゴールドに2馬身半の差をつけて優勝

11月21日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で新原健伸騎手（24戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

12月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、バーベナ特別（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で新原健伸騎手（25戦10勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプリンセスランに1馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす

5歳（2005年）

1月9日、中4週で迎えた30戦目は、シクラメン特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で新原健伸騎手（26戦11勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

1月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で新原健伸騎手（27戦11勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サルトリアに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月21日、中2週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた32戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で新原健伸騎手（28戦11勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタキオンフォースに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

3月28日、中4週で迎えた33戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタキオンフォースに9馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、3歳以上A3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（29戦12勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、パッションスターに半馬身交わされて2着に敗北した。