エスケイドリーム（2008年生、母ローレンシーバード）

エスケイドリーム（2008年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラローレル（当時17歳）と交配したローレンシーバードが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長沼幸一。戦績は、地方30戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は2012年のフェイスフルブーツ特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

山浦武厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2010年）

9月24日、デビュー戦は山下貴之騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴之騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた3戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズヨノーベルを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

12月7日、中4週で迎えた4戦目は、2歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のミラーコロをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

3歳（2011年）

1月19日、中5週で迎えた5戦目は、3歳戦のベストブーツ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリアライズペガサスにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月3日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦2勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の若駒特別（浦和ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のナイスステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のブートジョロキアをアタマ差振り切って3勝目を挙げた。

9月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、地方競馬チャンネル開設10周年記念（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したハチマンタロウにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月7日、中1週で迎えた10戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、シルバーブライドル賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったラヴァリーズームに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は山田信大騎手（7戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月6日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、池田秀一誕生日記念杯（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（8戦3勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

4歳（2012年）

1月13日、中4週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた13戦目は、初富特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（9戦3勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着を確保した。

2月9日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、駿麗特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた15戦目は、朧月特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったトウカイパスカルに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

3月15日、中1週で迎えた16戦目は、花月夜特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた17戦目は、花衣特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミラーコロを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月2日、中2週で迎えた18戦目は、サンケイスポーツ盃（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るハードパワーを自慢の末脚でアタマ差だけ差し切って制した。

6月21日、中6週で迎えた19戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ファンシーサドル特別（船橋ダート1800m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

7月20日、中3週で迎えた20戦目は、海ほたる特別（船橋ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は張田京騎手（5戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るセルサスを上がり1位の末脚でハナ差だけ差し切って雨中の一戦を制した。

8月21日、中4週で迎えた21戦目は、潮騒特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月26日、中4週で迎えた22戦目は、佐倉牧特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた23戦目は、一茶特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したレッドプラネットを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中4週で迎えた24戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハクユウシャンティを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

5歳（2013年）

7月25日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた25戦目は、藤沢市特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（10戦3勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

10月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg絞って迎えた26戦目は、保土ヶ谷宿特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（11戦3勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

10月29日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた27戦目は、一茶特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（12戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月3日、中4週で迎えた28戦目は、柊特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（13戦3勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では電光石火の末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

6歳（2014年）

1月9日、中4週で迎えた29戦目は、白富士盃（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で張田京騎手（14戦3勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

3月4日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、アクアマリンスター賞（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。