アヤナベル（2006年生、母ナイスエンジェル）

アヤナベル（2006年4月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名（家族名）＋美しい（仏）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時11歳）と交配したナイスエンジェルが9歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は野表俊一。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害10戦1勝2着1回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月29日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3歳（2009年）

1月10日、中2週で迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

2月5日、中3週で迎えた4戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の広峰山特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のワキノブライアンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

7月19日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

9月12日、中7週で迎えた6戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

12月26日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、南井大志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

4歳（2010年）

2月14日、中6週で迎えた9戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨドノヒーローから1馬身差の2着に敗北した。

3月28日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアスカノユタカに3馬身半の差をつけて優勝

6月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は南井大志騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2011年）

2月13日、約8か月の休養明けで迎えた13戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた14戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

3月21日、中2週で迎えた15戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は南井大志騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月22日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップネプチューン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカツヨトワイニングを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

10月30日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた17戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月12日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた18戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/良）に出走。鞍上は北沢伸也騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。4着を確保した。

6歳（2012年）

6月3日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。