ヨドノヒーロー（2005年生、母イナズマクロス）

ヨドノヒーロー（2005年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名（淀）＋英雄」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカリズマティック（当時9歳）と交配したイナズマクロスが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着1回、中央障害3戦2勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2010年の障害3歳以上オープン。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

11月3日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

3歳（2008年）

3月2日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3月23日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

4月6日、中1週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したファイアレッドを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスエズに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月10日、中1週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、最後はスピットファイアーと並んで3着同着となった。

6月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

11月8日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた10戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

4歳（2009年）

1月11日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

2月22日、中5週で迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた13戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/重）に出走。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた14戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入った。

4月26日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

6月2日、中4週で迎えた16戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の香住特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた18戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の生田特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

8月22日、中6週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下のタイランドカップ（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

8月29日、連闘で迎えた20戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月29日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月19日、中2週で迎えた22戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

5歳（2010年）

1月23日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 雨）に出走。鞍上は金折知則騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のアヤナベルに1馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

4月11日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月6日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた26戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のシルバーブレイズに2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7歳（2012年）

1月21日、約20か月の休み明けで迎えた27戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。