シルバーブレイズ（2004年生、母シルバーネックレス）

シルバーブレイズ（2004年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「銀色の炎。シャーロック・ホームズシリーズの題名」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時5歳）と交配したシルバーネックレスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地22戦5勝2着4回、中央障害4戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年のジューンステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

11月19日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月10日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウハービーに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

3歳（2007年）

10月13日、約10か月の休み明けで迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したフレジェールを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったミヤビランベリに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月24日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったソウルオブジャパンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

4歳（2008年）

1月12日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のオーシャンクルーズをクビ差振り切って2勝目を収める

1月27日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都ダート1900m 小雪/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るセラフィックロンプを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

5月18日、中7週で迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

6月22日、中4週で迎えた12戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三宮特別（阪神芝1600m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したエルソルダードを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月18日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアヴェンティーノを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

11月16日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（7戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

5歳（2009年）

6月14日、約6か月の休み明けで迎えた17戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンライズベガを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って久々の実戦を制した。

7月12日、中3週で迎えた18戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた19戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

9月12日、中5週で迎えた20戦目は、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手が足りず13着に終わった。

6歳（2010年）

2月20日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、G2の京都記念（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた22戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では見せ場なく18着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は高田潤騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、勝ったマッハジュウクンから3馬身半差の2着に敗北した。

5月9日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカタキオンに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月6日、中3週で迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨドノヒーローから2馬身半差の2着に敗北した。

7月4日、中3週で迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。競走中止となった。