エルソルダード（2004年生、母ポピーデイ）

エルソルダード（2004年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「兵士（西）」。毛色は青毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時9歳）と交配したポピーデイが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地12戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の稲村ヶ崎特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

12月24日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて最後はセイウンドラゴンと並んで11着同着となった。

3歳（2007年）

1月6日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のウィナーズカードに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月28日、中2週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイネルヘンリーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

2月25日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のクリムゾンベガに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

4月28日、中8週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

7月8日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

7月21日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

10月28日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

4歳（2008年）

5月24日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、伸びてきたホーマンアラシ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月14日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の稲村ヶ崎特別（東京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のベルモントルパンをクビ差振り切って優勝

7月5日、中2週で迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のシルバーブレイズに1馬身1/4の差をつけて4勝目を手にした。

8月17日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。