マルカシャルダン（2007年生、母マルカサワヤカ）

マルカシャルダン（2007年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋人名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時19歳）と交配したマルカサワヤカが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方9戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の一般C5。

経歴

デビュー前

松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

3月14日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

6月20日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月7日、中6週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

9月21日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた10戦目は、一般C6b（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は花本正三騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったエーシンサンダーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月25日、中1週で迎えた11戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で花本正三騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のパワーインパクトに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月17日、中2週で迎えた12戦目は、北アルプス特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で花本正三騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったゴールデンブロンドに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 雪/重）に出走。鞍上は4戦連続で花本正三騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2011年）

1月10日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で花本正三騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサルバドールクリスに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

1月22日、中1週で迎えた15戦目は、一般B3（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で花本正三騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月27日、中4週で馬体重を前走から25kg減らして迎えた16戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に終わった。